- TOP
- ビデオレコーディングソフト
ビデオレコーディングソフト
ビデオレコーディングソフトとは
録画ソフトは、ホストPCで録画を行う為の「専用ソフトウェア」です。
・「マシンビジョンカメラ」に、標準では録画機能が備わっておりません。
・「画像記録ソフト」を通じて、高速・高解像度カメラの非圧縮録画が最適化できます。
主な特徴-「通信規格の発展」と「録画難易度」
▼ 「通信規格の発展」と通信速度
【通信規格 x 1秒間のデータ量】
【通信規格とデータ転送速度について】
< 前提条件. 取込みデータ量UP >
産業用マシンビジョン業界では、日進月歩でデータ転送速度が向上しつつあります。
1.カメラ通信が高速化することで、1秒間のシャッター数(通称FPS)を増やせます。
2.その反面、PCが受け取るデータ量が増え、録画難易度が上昇し続けています。
▼ 録画ソフトを用いる場合のポイント
※ カメラ構成により、録画の難易度や確認項目は大きく変わります。
< ポイント1. 標準通信規格 >
◇ 取り込みボード不要
対象規格:GigE, USB3.0
1.LANポートやUSBポートを使用。
2.比較的安全に録画可能です。< ポイント2. 高速通信規格 >
◇ ボード必須規格
対象:CL, 10/25GigE, CoaXPress
発生データ量が大幅に向上。
1.録画難易度と構成が複雑化します。
2.PC選定などにご注意ください。< ポイント3. 転送速度と難易度 >
◇ 録画難易度の要因
録画前/後に次項をご確認ください
1. 通常撮像時に、フレーム落ちがない。
2. あえて短時間でメモリに録画する。
3. カメラ構成とSSD書込み速度の比較。
録画方式の特徴
録画手法の比較
選定のポイント
・録画の安定性は、PC構成とカメラ仕様に依存します。
1.ハイエンド録画:PC構成を最適化することで、長時間の高速録画が可能となります。
2.録画難易度:PC構成が煩雑な場合、「DVRs」や「高速録画カメラ」が推奨です。
代替検討時のポイント
・録画ソフトは、コーディング由来の不具合を防ぎ最適化する役割。
1.PC構成の重要性:録画の安定性や成否は、PC構成とカメラ性能に依存致します。
2.ソフトの限界:録画プログラムを最適化するが、PC次第でフレーム落ちが発生。
※ GigEやUSB3.0通信のカメラ1台で、簡易的な録画を行う場合には最適な仕様です。
録画手法の違い – 「録画ソフト」を用いた場合
▼ 「録画ソフト」の仕様感とポイント
【録画システムの構築ポイント】
録画難易度や成否はケースバイケースで変わる為、下記の事項をご確認ください。
録画の成否:正常に録画を完了するためには、PC性能を十分に確保して頂く必要がございます。
応用的な構成:トリガー対応は、カメラやキャプチャボードが対応している必要がございます。
ハイエンド録画の注意:高速通信規格を用いる場合、PC構成が高額となる傾向がございます。
【録画データの作り方 (下図の流れ)】
「産業用カメラ x 録画ソフト」で、録画データを作成する流れは次のようになります。
01 – 「撮影する」:任意のカメラモデルで撮像を開始
02 – 「取り込む」:専用キャプチャボードでフレーム落ちなく画像取り込み。
03 – 「溜めこむ」:PCメモリに撮像データを一度ストアしておきます。(録画ソフト + RAM)
04 – 「書き込む」:録画を完了し、任意の形式にフォーマット化します。(録画ソフト + PC)
05 – 「アーカイブ化」:録画データを、外部記録媒体に出力。(録画ソフト + HDD)