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マシンビジョンカメラ用のソフトウェアについて


マシンビジョンカメラを制御・画像を取得するには、メーカーが提供するビューアソフト以外ではGeniCam規格に対応したソフトウェアが必要です。


産業用カメラが対応するソフトウェアについて
それぞれのカメラには基本的にはメーカーが提供するビューアーソフトが付属します。
ほとんどのビューアソフトはカメラの基本的な動作機能を確認出来るようになっています。

ただし複数枚の撮像や保存の自動化・動画化と言ったカメラ自体の機能を超える操作は実装されていないケースが多いです。
一部のメーカーは有償でそのような便利な機能のあるソフトをオプションとして販売しているケースもあります。

また、CameraLink・CoaxPressのようなインターフェース規格ではビューアーソフトが付属せず、フレームグラバーに付属するビューアーソフトを使用する事になっている場合があります。

◇ GeniCam規格対応のソフトウェア
NorPix社製StreamPix、MVTec社製Halcon、National Instruments社製LabVIEW、COGNEX社製VisionPro、MathWorks社製Matlab等のソフトウェアはGeniCam規格のカメラに対応しています。
ただし、各ソフトの処理能力・カメラ性能・各カメラメーカーの独自仕様によってソフトの対応機種が異なりますので購入前に事前に確認が必要になります。

◇ NorPix社製StreamPixについて
弊社ではNorPix社製StreamPixを取り扱っております。
もしカメラと一緒にご購入を検討中であればお問い合わせ下さい。

GeniCam規格とは

 

マシンビジョンカメラは基本的に、受信機であるPCから制御する必要があります。
また、カメラの動作制御は、GeniCam規格に対応する制御ソフト・SDKを通じて実施されます。
 

◇ GeniCam v.s. UVC (制御仕様の違い)
GeniCam規格対応カメラは、露光時間・ゲイン・ROI等の撮像パラメーターについて細かく調整可能です。
I/Oを通じた制御にも対応し、より精密で応用的なカメラ運用が可能となります。
精密動作に向けて、ストロボ制御や機器同期を行うためのトリガー入出力に対応しています。

1.GenICam規格のSDK – カメラ制御および画像の取得を行う
2.画像処理 – 取得画像を、画像処理ライブラリや画像処理ソフトで処理する

◇ GenICam規格とは?
GenICamとは、カメラ等のデバイス制御に向けて、汎用的なプログラミングインターフェースを提供します。
GenICam対応の場合、インターフェース等が異なる場合にも、同様のAPI制御が可能となります。