トリガー入出力について
マシンビジョンカメラは、カメラ本体にトリガー入出力が存在します。
トリガー入出力の仕様はメーカー・機種毎に異なっており、誤った信号を入力すると反応しなかったり最悪の場合カメラの故障に繋がるため注意が必要です。
入力例
例 AVT社 Prosilica GTシリーズ トリガー入力
もっとも一般的なトリガー入力で、基本的にはLVTTL 3.3Vのトリガーソースとの間で+に3.3Vと-にGroundを繋ぐだけでトリガー入力が可能です。
カメラによっては入力電圧が異なりLVTTL 3.3VやTTL 5Vが一般的です。
トリガーソースの出力電圧が異なる場合には、ユーザー自身で変圧する必要があります。
出力例
特にオープンコレクタ出力のトリガー出力のプルアップ抵抗と供給電圧についてはご注意下さい。
例 Mikrotron社 Eosensシリーズ
この出力方式では、出力電圧は3.3Vに決まっています。
基本的にはLVTTL 3.3Vのトリガーの出力先との間で+に3.3Vと-にGroundを繋ぐだけでトリガー入力が可能です。
トリガー出力先の動作電圧が異なる場合には、ユーザー自身で変圧する必要があります。
例 AVT社 Prosilica GTシリーズ トリガー出力 供給電圧とプルダウン抵抗が必要な例
この出力方式では、供給電圧とプルダウン抵抗を用意する必要があります。ユーザーが使用したいトリガー出力先の機器に合わせてユーザー自身で電圧・電流を決定する事が可能です。ストロボやセンサー等と組み合わせて使用しやすいというメリットがあります。
例 EVT社カメラ トリガー出力 供給電圧とプルアップ抵抗が必要な例
この出力方式では、供給電圧とプルアップ抵抗を用意する必要があります。回路に手間がかかりますが、ユーザーが使用したいトリガー出力先の機器に合わせてユーザー自身で電圧・電流を決定する事が可能です。ストロボやセンサー等と組み合わせて使用しやすいというメリットがあります。
まずトリガー出力先の機器の使用に合わせて電圧、電流を決定し、それらの値を元にプルアップ抵抗の値を選定する必要があります。