カメラの同期について
カメラ同士を同期させる方法は使用しているカメラ・画像入力ボード・インターフェースによって様々な選択肢があります。
・ソフトウェア上で同期
ハードウェアトリガーを使用しない場合には、ソフトウェア、PC、カメラのジッターの影響で同期誤差が大きくなりがちです。基本的にはトリガーソースの使用を推奨いたします。
・複数のカメラのトリガー入力にトリガーソースを接続して同期
もっとも確実にトリガー入力を行うことが可能です。
・複数のカメラのトリガー入出力同士を接続して同期
カメラにトリガー機能がありやカメラ同士の距離が近い場合には、カメラからカメラに同期信号を送ることも可能です。
・画像入力ボードのトリガー入力にトリガーソースを接続、画像入力ボードからカメラにトリガー入力をして同期
画像入力ボードから全てを制御したい場合にはこのように接続をすることも可能です。
・画像入力ボード同士の入出力を接続して別の画像入力ボードも同期
カメラの台数が多いが同期を行いたい場合にはこのように接続する必要があります。
トリガーソース自体を分岐してそれぞれの画像入力ボードにトリガーを入力するという方法も可能です。
上記のどの方法を取るかはカメラおよび画像入力ボードの台数とアプリケーションの要求精度次第で、ソフトウェアトリガーを使用するかハードウェアトリガーを使用するかによっても精度に差が出る事になります。
ハイスピードカメラ等のns単位の同期誤差が要求される高精度なアプリケーションでは、ハードウェアトリガーの使用が推奨されます。
ケーブル長など使用環境によって同期誤差が増える可能性もあるため、導入前に実際にテストをする事が推奨されます。
Euresys社 C2CLinkについて
Euresys社の画像入力ボードにはC2CLinkという独自の同期機能があります。
この機能を使用するとMasterとなる1枚目の画像入力ボードのクロックに合わせてSlaveとなる2枚目以降の画像入力ボードが動作する事で正確な同期が可能になります。
同じPC内の画像入力ボード同士で同期が可能で、アダプターと合わせて別PCの画像入力ボードとも同期が可能です。
この機能を使用するとMasterとなる1枚目の画像入力ボードのクロックに合わせてSlaveとなる2枚目以降の画像入力ボードが動作する事で正確な同期が可能になります。
同じPC内の画像入力ボード同士で同期が可能で、アダプターと合わせて別PCの画像入力ボードとも同期が可能です。