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メカニカルシャッター

メカニカルシャッター

メカニカルシャッターは、電磁駆動技術により正確な時間間隔でブレードを開閉し、光源の露光制御(ON/OFF)を行い、
顕微鏡観察やカメラシステム、レーザー、X線のスイッチングなど幅広い用途にご利用頂けます。

メカニカルシャッターについて

▼ 1. 「シリーズ選定」について
UNIBLITZメカニカルシャッターには、以下の8シリーズがあります。
【開口径】【開口時間 (シャッタースピード) 】【最大繰返し】等から、
ご用途に適したシリーズを選択頂けます。
 

▼ 2. 「専用コントローラー」で制御
全てのシャッターは専用のコントローラから外部制御され、
開口 (露光) 時間やディレイ時間・繰返し回数などの任意制御が可能です。

 参考資料 - 「Vincentシャッター」の構成と選び方
 ※ 「シャッター」は消耗品です。おおよそ「60万~100万サイクル」が寿命の目安となります。 (※開閉で1サイクル)
 ※ 「シャッター」の開口速度や遮蔽率は「ブレードの素材」に依存する部分がございます。PDFをご参照ください。

▼ 3. シャッター構成と「ブレードの素材」について

 

 

【シャッターの選定項目について】

シャッターを動かすにあたり、各種構成をご選定頂く必要がございます。

 

・シャッター仕様:大枠で6つのオプション。(ハウジング、ブレード、SYNC機能、真空機能など) ・専用コントローラ:5種類の制御用コントローラが用意されています。

 


 

【ブレード素材の反射率】

レーザーや水銀ランプなどの高出力光源をご使用の場合、 表面に「反射コーティング」を施したブレードをご選定頂くことが推奨されます。

 

◇ 高出力光源用の推奨ブレードについて

可視光の反射率が高い素材は、ブレードへのダメージを軽減する目的に最適です。
「Zブレード」と「ZMブレード」は、得意とする波長領域が異なります。

 

「Zブレード」- 「410~570nm」に対して高い反射率を保持 「ZMブレード」- 「紫外線」や「近赤外波長」に対して高い反射率を保持
「Tブレード」-「光の反射率」が重要でない用途

 


 

標準シャッター用ブレード

Teflon® (T)
「Tブレード」は、標準的なブレードとなり、
ステンレス鋼の両面に艶消し黒テフロン処理を施した仕様です。
光の反射をほぼ抑える必要がある環境で有効です。
また、光の反射が重要でない用途では、コスト的に魅力的な仕様となります。
 


 
AlSiO (Z)
「Zブレード」は、可視領域に最適なブレードです。
「LS」、「ES6B」シリーズのみのオプションですが、レーザー用途に最適な仕様です。
ベリリウム銅合金(BeCu substrate)のブレードに対して、
入光側にのみAlSiOのコーティングを施しており、出力側は黒の加工となります。
 


 
AlMgF2 (ZM)
「ZMブレード」は、紫外 / 近赤外向けのブレードです。
多くのシリーズに導入可能なブレードオプションであり、
幅広い波長帯で光の反射を要求する用途に適性が有ります。
ベリリウム銅合金(BeCu substrate)のブレードに対して、
入光側にのみAlMgF2のコーティングを施しており、出力側は黒の加工となります。
 


 

FSシリーズ用ブレード

C-PET (C)
「Cブレード」は、光学用途に最適なブレード仕様です。
カーボン含浸ポリエチレンテレフタレートのブレードとなります。
(carbon impregnated polyethylene terephthalate)
熱可塑性ポリマーを素材としている為、表面温度が100℃を超えないように
する必要がございます。
 


 

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タイプ シリーズ アプリケーション・特長
汎用タイプ ▶CSシリーズ
▶VSシリーズ
ビデオイメージング、顕微鏡、望遠鏡、分光器 他
レーザー (高速) 用 ▶LSシリーズ 小口径、最高速シリーズ、レーザースイッチング
X線用 ▶XRSシリーズ Pブレード (PtIr) により、軟X線 (< 2.3 nm)~30 KeV対応

組み込み/OEM用
▶NSシリーズ
▶DSSシリーズ
▶ESシリーズ

Bi-stable (双安定型) 駆動、Open/Closeに状態保持電圧不要、長寿命
低コストタイプ ▶FSシリーズ コントローラ不要 (要+5VDC) 、他のシリーズに比べ低コスト

該当製品

◇ 汎用タイプ

◇ レーザー (高速) 用

◇ X線用

◇ 組み込み/OEM用

◇ 低コストタイプ

◇ アクセサリ類