MotionBLITZ Cubeシリーズ

Cubeシリーズは、記録媒体付きのハイスピードCMOSカメラです。
バッテリー駆動が可能な仕様となっています。

「高速録画カメラ」の特徴

【録画用途に向けたカメラ仕様】
数ある録画アプリケーションの中でも、
「ハイスピードレコーディングカメラ」は、
「簡易的」で「短時間」の用途に適性があります。

1.【録画用カメラの利点】
「産業用カメラ」の録画と比べて、下記の点が魅力です。

【ユーザーフレンドリー性の高さ】
「録画を開始するまでの手順が少ない」

▶専用ビューアー：
録画専用のGUIを提供。
初めての操作でも、録画を開始しやすい。

▶録画の安定性：
カメラに保存媒体を搭載。
記録データに欠損や不良が発生しにくい。

▶ノートPC対応：
GigE通信規格を採用。
ノートPCでも、操作から録画まで設定可能。

2.【録画用カメラの課題】
「産業用カメラ」の録画と比べると、下記の制限が発生します。

【発展性における限界】
「複雑な録画条件には、あまり適性がない」

▶録画時間の制限：
一回の録画時間が短い。
カメラに搭載されたメモリに由来。
（媒体容量に限界が有るため。）

▶録画間隔の制限：
次の録画を開始するまでに時間が必要。
録画完了後に、追加で処理時間を要する。
（データのフォーマット化 + 変換。）

▶転送時間の制限：
データ転送に時間がかかる。
Gigabit Ethernet準拠の通信速度となる。

3.【録画用カメラの選び方】
録画アプリケーションでは、
ご用途や必須条件に合わせて採用モデルをご選択ください。

【主な使い分け方】
まとめ：「短時間でシンプルな録画用途に、ご導入ください」

▶導入例1：試作的な検討目的。
「産業用カメラ + PC録画」の条件探しに。

▶導入例2：瞬間的な可視化目的。
「短時間の現象」を、「極所的」に記録。

▶導入例3：簡易的な実験用途。
高速現象を、「基本設定」で捉える場合。

主な特長

「Cubeシリーズ」の動画

【サンプル動画①：メディカル】

MotionBLITZ® Cube + 顕微鏡
用途：注射針の気泡観察
撮像：針を通過する、水と油の観察
撮影地：ミュンヘン工科大学 (ドイツ)
設定：2503fps @ 512 x 512pix

【サンプル動画②：農業】

MotionBLITZ® Cube + トラクタ
用途：トラクター農具の動作観察
撮像：プラウ耕についての研究
撮影地：ホーエンハイム大学 (ドイツ)
設定：500fps @ 1280 x 1024pix

【サンプル動画③：メディカル】

MotionBLITZ® Cube x 組立装置
用途：製造ラインの観察（医療）
撮像：非可逆性プラスチックの設置
撮影地：Nemera Design (フランス)
設定：920fps @ 800 x 558pix

【サンプル動画④：エンジン】

MotionBLITZ® Cube ｘエンジン
用途：内燃機関の流体観察
撮像：ピストン部のPIV観察
撮影地：フライベルク工科大学 (ドイツ)
設定：1000fps @ 1020 x 1020pix

モデル	解像度	センサー	フレームレート	フォーマット
MotionBLITZ Cube4	130万画素　1280 x 1024	高速CMOSセンサー	1000 fps	モノクロ
MotionBLITZ Cube6	130万画素　1280 x 1024	高速CMOSセンサー	506 fps	モノクロ

※ 焦点距離25mm以下の場合、Fマウントが推奨されます。

オプション

メモリ・スタンバイモード	電源供給無しで、最大24時間のデータ記録が可能
メモリ容量の変更	連続録画時間の延長 (8GB)
耐衝撃仕様	Hi-G-仕様に変更 (100G/25msec.)
IRIG-Bへの対応	撮像同期にIRIG-Bのタイムスタンプを用いることが可能に（信号レシーバーは、別途お買い求めください。）

【操作資料】Frame Rate Calculatorについて
Motion BLITZ Eosens cube4
Motion BLITZ Eosens cube6
Motion BLITZ Eosens cube7