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EoSens 4CXP
Eosens 4CXP(モノクロのみ)
EoSens 4CXPは、高速CoaXPressインターフェースを搭載した、
「MIL規格準拠の頑強製」を保持するハイスピードカメラです。
- 563 fps@4MPの解像度
- ROIで最高225,000 fps (2336 x 2pix)
▼ 「4CXP」の導入事例
【 1. レールの検査< Eosens 4CXP x 200km/h > 】
テスト地:スイス・長距離トンネル
構成:Eosens 4CXP
撮影地:セネリベーストンネル
設定:2815fps @ 2336 x 344pix
導入用途:
高速走行時の集電機構を確認
撮像対象:
車両下部のパンタグラフを観察
【 2. 航空部材の空気抵抗< Eosens 4CXP x 風洞試験 > 】
テスト地:性能試験施設 (ドイツ Braunschweig)
構成:Eosens 4CXP
撮影地:ドイツ・オランダ風洞
設定:1000fps @ 2336 x 896pix
導入用途:
スポイラーの動的風洞テスト
撮像対象:
DLR F15DSの角度測定 (翼型)
製品特長
- 露光時間 : 1us~ (1us STEP)
- 高感度撮像 : 7 x 7 um素子
- 頑強製: MIL-STD-810G (アメリカ国防総省制定)
▼ 「4CXP」のサンプル動画
【サンプル動画①:列車の接触確認】
構成:Eosens 4CXP
用途:給電部材の接触確認 (電車)
撮像:パンタグラフの観察
撮影地:セネリベーストンネル
設定:2815fps @ 2336 x 344pix
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詳細仕様
EoSens 4CXP(モノクロのみ)
解像度 4 Mpix 有効ピクセル 2,336 × 1,728 pix インターフェース CoaXPress @4×6.25 Gbit/s フレームレート(8-bit) 563 fps センサー AM41 センサータイプ CMOSグローバルシャッター センサーフォーマット 4/3” 有効センサー面積 16.35 × 12.10 mm ピクセルサイズ 7 × 7μm ダイナミックレンジ 60 dB 露光時間 1 μs-1 s (ステップ : 1 µs) コネクタオプション DIN1.0/DIN2.3 マウントオプション C / F マウント 寸法 80 × 80 × 48 重量 450 g 消費電力 10 w 電源 12-24 VDC 認証規格 MIL-STD-810G 撮像範囲ごとの最大フレームレート
解像度 フレームレート 2,336 × 1,728 pix 563 fps 1,920 × 1,080 pix 900 fps 1,024 × 768 pix 1,260 fps 640 × 480 pix 2,020 fps 128 × 128 pix 7,490 fps 最大225,000 fps -
主な特長
高性能 CoaXPressインターフェース搭載
・高速データ転送:4本のケーブル接続時は、最大3.125 GB/sに対応
・シンプルな構成:通信ケーブルを介して、データ通信から電源供給まで可能
高速撮像 + 「耐環境仕様」
耐環境仕様について
EoSens 4CXPの特徴として耐環境仕様が挙げられます。
超高速撮像性能を多様なシーンに、
過酷なアプリケーションに対応できる仕様を保持します。
◆ MIL-STD-810G
アメリカ国防総省制定MIL規格に準拠したテストをクリア
◆ IEC規格
振動・衝撃・環境温度を始めとした規格に適合。
IEC 60068-2-Xによる試験
保管温度 -40℃…+80℃ 動作温度 -20℃…+40℃ 動作湿度 96%/93%相対温度 衝撃耐性 IEC 60068-2-27:70g 振動耐性 IEC 60068-2-6/
IEC 60068-2-64:7grms
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導入実績
1. レールの検査< Eosens 4CXP x 200km/h >
◇ 導入事例のまとめ
テスト地:スイス・長距離トンネル
構成:Eosens 4CXP
導入用途:高速走行する電車の、集電機構の動作確認
撮像対象:車両下部に存在する、パンタグラフの観察
撮影地:セネリベーストンネル (スイス)
設定:2815fps @ 2336 x 344pix
アプリケーションについて確認◇ アプリケーションのまとめ
2020年に開通された鉄道トンネル、「セネリベーストンネル」。
長距離トンネル内を、電車は時速200kmで通過します。
Mikrotronカメラは、電車下部で集電を行う、
パンタグラフを観察する目的で使用されました。
案件の課題などを確認カテナリー架線を代替する、第三軌条方式レールの動作検証
「Furrer+Frey社」、「AlpTransit Gotthard Ltd」、「スイス連邦鉄道」の共同プロジェクト
【テスト背景について】
「セネリベーストンネル(CBT)」は、
2020年に開通した、最先端の複線式の鉄道トンネルです。
世界最長級のトンネル距離を保持する為、
従来のカテナリー架線に代わり、第三軌条方式レールが導入されています。
【設置環境について】
◇「ベーストンネル」とは
鉄道用トンネルの中でも、山岳を長距離に渡り掘削したトンネルです。
トンネルの掘削距離が長くなる反面、
走行中の勾配やカーブの排除にも貢献いたします。
◇ 「第三軌条方式レール」とは
サードレール方式とも呼ばれる、集電方式の一つです。
車両上部から集電を行う「カテナリー架線」とは異なり、
車両下部から集電を行うので、省スペース化が図れます。
特に、トンネルに設置する場合、垂直方向のスペースが削減できる、
「第三軌条方式レール」は、掘削面積を削減できる点が評価されています。
1. パンタグラフの動作検証について
Eosens 4CXPの役割
主な選定理由
パンタグラフは、電車が走行中に集電する為の仕組みです。
今回の用途では、高速電車が200km/h程度で走行する場合も有ります。
Eosens 4CXPは、動作の安定性を検証するために、
車両下部のパンタグラフを観察する目的で使用されています。
2. 検証事項
@200km/h 走行時のパンタグラフを観察
主な撮像対象
- ジョイントのつなぎ目での動作
- しなりの程度、発火の発生タイミング、発生ヵ所、発生頻度
- パンタグラフの空気抵抗による作用 (Aerodynamics)
- パンタグラフの摩耗
3. カメラの運用設定
撮像対象やFPSなど
運用環境のまとめ
国:スイス
撮像対象:電車下部のパンタグラフ
電車の走行速度:200km/h
カメラモデル:Eosens 4CXP
撮像速度: 2800 fps
視野幅:2336 x 300 程度
2. 航空部材の空気抵抗< Eosens 4CXP x 風洞試験 >
◇ 導入事例のまとめ
テスト地:性能試験施設 (ドイツ Braunschweig)
構成:Eosens 4CXP
導入用途:航空機パーツの空気抵抗
撮像対象:翼型の動的風洞テスト
撮影地:ドイツ・オランダ風洞 - DNW-NWB (ドイツ)
設定:1000fps @ 2336 x 896pix