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画像処理機能
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NOCTURNには以下の画像処理機能が搭載されており、GUI・シリアル通信を用いて設定する事が可能です。
◆自動ゲインコントロール(AGC) ◆コントラスト強調 ◆デジタルズーム(最大8倍) ◆画素欠陥置換 ◆ ハイダイナミックレンジ(HDR) ◆不均一補正
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撮影例:市街のモニタリング [ 昼夜 ] ≪ 照度環境に応じて最適な露光時間・ゲインに調整 ≫ | |
◆ コントラスト強調
[※ヒストグラムと累積ヒストグラムに関して]
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NOCTURNから出力される映像信号のコントラストを自動で調整し、見やすい画像を出力する。カメラには4種類のコントラストモードが搭載。 |
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<Contrast Mode> 〇 NONE コントラスト強調を行わない 〇 STRETCHING コントラストを引き伸ばし、累積ヒストグラムの 下限値を"0"、上限値を"1023"に調整 〇 EQUALIZATION 『ヒストグラム平坦化』を実行 〇 LIMITED EQUAL 『適応的コントラスト強調』を実行
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<評価GUIにおける設定項目> 評価GUI 『Contrast Control』タブにて変更可 |
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デジタルズームはNOCTURNで得られたデジタル画像を信号処理する事で大きく見せます。最大で8倍までズームさせる事が可能。 またデジタルズームによって確認する位置は位置は任意に変更する事が可能です。
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<評価GUIにおける設定項目> [デジタルズーム設定] 評価GUI,『Main Control』タブにて変更可 〇Digital Zoom 画像を信号処理により拡大する※ [変更値:1~8(0.5単位で変更可能)] ※シリアルコマンド通信では詳細調整が可能
〇Pan X/Y Coodinate デジタルズームの位置を中心を基準に変更
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※ハイダイナミックレンジ(HDR)モードはシリアルコマンド通信でのみ利用可能です。
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NOCTURNに搭載されているLINXセンサーは約60dBのダイナミックレンジを持っています。NOCTURNはマルチスロープ機能を用いる事で約72dB以上のハイダイナミックレンジモードが利用可能です。 ※この機能はシリアルコマンド通信の設定でのみ動作可能です
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<原理> しきい値電圧と露光時間に細かい設定を設け、調整することで、画像のダイナミックレンジを拡大する方法を用いています。明暗の差が激しい場所で使用する事により、鮮明な画像を出力する事が可能です。 設定できるスロープは最大2つまで可能であり、フレームレートや露光時間に影響を与えずにこの機能は使用可能です。
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<使用例> 日光などが入射する環境では、通常の露光時間設定では全体の輝度値が高く、暗い部分を撮像しようとすると、明るい部分がサチレーションを起こしてしまう。 このような条件下でMultislopeモードで使用する事により、ダイナミックレンジを向上させる事が可能である。※ ※撮像する照度条件によって各パラメータを適切な値に変更する必要があります。 |