インラインへの導入
EVKのハイパースペクトルカメラEVK HELIOSと仕分けモジュールであるEVK ALPHA やSEM、FusioSort MMIを組み合わせることで、高速な分別システムをラインに導入することができます。また、このソーティングシステムにEVK ABASや可視光ラインカメラを組み込むこともできます。近赤外照明 IRILなどインライン測定に必要な周辺機器も取り揃えています。
また、EVKでは、専用の外部トリガーシステムも用意しています。ラインを流れてきた対象物をカメラやセンサーで得られたデータをもとにEVK ALPHAで選別し、それをもとに外部トリガーの出力信号を出し、エアーで対象物を分別するといった一連の動作をイーサネットを介したFusiosort MMIによって包括的に制御できます。
このようにEVK ALPHAとFusiosort MMIを使えば、制御用のソフトウェアを新たに開発しなくて、目的の選別機を作ることができます。
もちろん、EVKのカメラやセンサーはGeniCamに対応しており、独自のソフトウェアで制御することも可能です。
センサーフュージョン
EVKではセンサーフュージョン技術により、様々なセンサーを組み合わせた選別システムを構築することができます。ハイパースペクトルカメラEVK HELIOSと誘導金属センサーEVK ABAS ThinLineを組み合わせたり、ハイパースペクトルカメラEVK HELIOSと可視光ラインカメラを組み合わせたりといったことができます。
例えば、近赤外線ハイパースペクトルカメラを使ったプラスチック選別機をベースとし、選別精度を上げたい顧客向けにカラーカメラを、金属も含むプラスチックリサイクルの現場向けに誘導金属センサーを加えるといったことも、基本構成や制御ソフトウェアはそのままに単にカメラやセンサーを追加するだけで実現できるます。
このようにEVKのシステムを採用することで、制御系のソフトウェア開発コストを削減することができます。
また、EVK HELIOS(ハイパースペクトルカメラ)やEVK ABAS (誘導金属センサー)を組み合わせることで、ロボットアームを使った高度な仕分け作業を行うこともできます。
このように高度化することで、いくつかの工程に分かれていた分別作業を1つの工程に減らすことも可能です。